息子の成人式で感じたこと
今は成人式もずいぶん変わりました。町立の集会所で役場の職員の方たちが中心になって、流行のイベントのようなお祭り騒ぎです。年々、成人式に参加する若者が減っています。街の若者が減っているのが最大の理由ですが、お仕着せの成人式のために帰郷しない子供たちが多いのでしょう。下の子が今年成人式を迎えました。昔ながらのやり方を好む祖父母の指示に従い、親戚を集めて自宅で執り行いました。特に宗教色はなく、祖父が心構えのようなことを息子に伝え、そして作法にしたがって息子が言葉を読み上げる、という簡単な儀式です。親戚から内祝いを頂きました。これも親戚間のしきたりに従ったものです。参加者に対するお返しについても、約束通りの形を守りました。息子たちの代でも、このような伝統が残るのでしょうか。